枕倶楽部対戦ルールについての解説


枕倶楽部標準ルールのグランドデザイン

枕倶楽部が目指しているところは、いわば「普段着の標準ルール」です。
ポピュラーで馴染みやすく、適度なスリルを盛り込みながらも、知的格闘技としての麻雀ゲームを楽しめるということが目標です。
より詳細に基本的な考え方をまとめてありますのでこちらをご覧下さい。


解説

1.6版(2011.12.17〜)についての解説
十三不塔役の廃止(ローカルルールであり、不人気であることから)
人和を役満から満貫へ変更(役満はローカルルールであり、十三不塔を認める代償であったことから)

1.5版(2010.12.18〜)についての解説

さらし間違いの線引きについては明確な規定が無く悩ましい問題となっていました。
見せ牌についてはおとがめ無しとなっているのでそのレベルに合わせ、打牌前であれば修正可能で罰符の対象とはしないことにしました。
本件については、ビックのマネージャーに「お店ではどう決めているの」と照会し、その回答を踏襲したものです。

 

1.4版(2010.1.1〜)についての解説
 
オープンリーチへのペナルティ規則と、誤ロン・誤ツモへのペナルティ規則を見直すべきだという提案があり、この重要議案2点と、

鳴きの優先順位をもっと明確にすべきだという議案について11月17日〜12月14日の間を、審議期間としました。

この間12月13日の有志ミーティングにおける突っ込んだ議論の結果、集約案がまとまり、集約案を13日から17日まで周知した上で、

12月19日大会の場を借りた見なし総会にて最終決議いたしました。
 

1)オープンリーチのペナルティ規則の改訂
不注意によるオープンリーチへの振り込み事故が多発し、役満払いがゲームを壊しているのが現状だから何とかすべきというのが
見直しの提案主旨です。しかし、世の中を見渡してもオープンリーチに対する振り込みは役満というのが鉄則になっているのでこの原則を崩したくありません。原則を維持しながら何とかうまい解決方法はないかという議論になりました。
時間をかけたじっくりした議論の結果、手詰まりによる振り込みは役満払いという原則は維持する。但し不注意による振り込みは、本来あり得ないことなのだから、ノーカウント(捨て牌出し直し)にするという結論に達しました。
残念ながら、この規定はマイナーなローカルルールということになりますが、打ち方には全く影響が無いこと、オープンリーチの利点(オープンリーチ+ツモによる3翻の確保および鳴きスギ君に対する対抗戦術)はそのまま生かされていること、またベテランでも振り込み事故を起こしているという現状を踏まえた上で、ゲームが壊されることを防止するための許される範囲内の小さな改訂であるという判断です。
 

2)誤ロン・誤ツモへのペナルティ規則の改訂
 現行のチョンボ扱いのペナルティは、テンパイやアガリ牌というゲーム進行に著しいダメージを与える情報を漏らしたという認識から決められたものです。この規定はフリー雀荘では当然ですが、サークルの規定としては厳しすぎるのでは?という提案です。
この件は打ち方に影響を与えるものではありませんので単なるキメの問題という共通認識の下に、倒牌前であれば罰符千点供託+アガリ放棄にペナルティを緩和するという結論に達しました。


3)鳴きの優先順位に関する表現の改訂
 ポン、カン、チーについては発声優位、ロンは発声順位に関わらず全てに優先すると明確に規定するとの結論に達しました。

 

1.3版 (2008.12.1〜2009.12.31) についての解説

2008年になってから会員数が増えてきて、卓を囲む回数が十分こなれてきたことから、表現形式を理解しやすいように、
ベタ書きから章立てに整理することにし、併せて内容についても見直しをすることにしました。

11月1日から、11月21日までの審議期間を経て、内容についても数点を変更するという結論に達しました。
 

議論の中で、連荘規定を「親のテンパイ」に限定すべきという意見が出ましたが、現時点では賛同者が少ないので、今回は見送りました。

しかしながら、後述する「フリー雀荘のマジョリティールールをベースにする」という原則に反しているので懸案とし,次回の改訂時に、
最重要事項として再審議することにいたしました。
次回は、審議期間:2009年11月、決定12月1日、移行2010年1月1日を予定しています。

今回の審議にあたっては、前回と同様に、「アリアリ」を基本として、 ローカルルールや過度のインフレルールを出来るだけ排して、
技術と読み決断力を競い合う知的格闘技としての麻雀を穏やかに楽しもうという趣旨を踏襲しながら、より具体的に以下の方針を採用しました。
 

1)フリー麻雀荘のマジョリティルールをベースにする。
2)極端なインフレルールや、極端にストイックなルールを排除する。
3)迷った時は、日本プロ麻雀連盟競技ルールを権威の拠り所とする。


謝辞
今回の1.3版の章立て表現形式は、FCMCさんの公式ルールで使用されているものを流用しました。

 流用を快諾して頂いたFCMC運営部長の佐野まさみさんに、厚くお礼を申し上げます。

 

1.2版 (2008.1.29〜2008.11.30) についての解説

枕倶楽部の対戦ルールは、2006年10月のスタート時に当時の会員全員がネット上で議論して暫定案を決め、

その後1年間の実戦運用を経て、若干の修正、補足を行い、標準ルール1.2に至りました。

 

もっともポピュラーな「アリアリ」を基本として、ローカルルールや過度のインフレルールを出来るだけ排して、

技術と読み決断力を競い合う知的格闘技としての麻雀を穏やかに楽しもうという趣旨でまとめました。

 

ルール次第で打ち方は全く変わってしまいますので、枕倶楽部の対戦では厳格にルールを固定し、

変更する場合は会員合議により決定し、変更部分を当ページにて明示することにしています。

新入会員の方は事前にルールを十分に研究しておくことをお奨めします。

 

たたき台として参考にしたのは、日本プロ麻雀連盟競技ルール札幌の麻雀荘「ハートランド」ルールwikipediaの「麻雀」の項目です。


 

改訂履歴

2011.12.17 標準ルール1.6版

変更点
 ・第6章43)項
  十三不塔役の廃止
  人和を役満から満貫へ変更

2010.12.18 標準ルール1.5版

変更点 第5章38)項 さらし間違いについて

さらし間違いについては、打牌前であれば修正可能とし罰符の対象とはしない。
 

2010.1.1  標準ルール1.4版

変更点

・第4章18)項 オープンリーチに対し不注意で当たり牌を出した場合、

ノーカウントとしてその牌を手の中に戻し、改めて他の牌を出し直す。
 ノーカウントとされた牌については、チー、ポン、カン、ロンは出来ない。

・第5章33)a)項 誤ロン・誤ツモ、
倒牌(自分、他人のいずれでも)前であれば、取り消すことが出来る。この場合罰符千点を供託し、アガリ放棄となる。
  流局時はノーテン扱いとなる。リーチ者の場合も同様とする。但しノーテンチョンボとはしない。リーチ棒は供託とする。

・第3章13)項 ポン、カン、チー、ロンの優先順位について
ポン、カン、チーは発声が優先される。(発声が同時の場合は「ポン」「カン」優先:同時かどうかは当事者以外の判断による)

ロンは発声順位に関わらず全てに優先する。

 

2008.12.1  標準ルール1.3版

変更点

・表現形式を、ベタ書きから章立てに整理。
・2翻しばりを廃止。

・途中流局に「複数人数による四カン(複数人の四カン目のフーロでロン和了がない場合)」を追加。

・チョンボ罰封を「自分以外の3人に4千点を支払う。」に変更。

・三暗刻 三槓子 三色同刻 混老頭 は、食い下がり無しの2翻に変更、明記

・役満に「人和」を追加。

 

2008.1.29  標準ルール1.2版

 変更点

 「オープンリーチに対しリーチ者以外が振り込んだ場合は役満」を追記

 「誤ポン、誤カン、誤チーは、場に千点供託」を追記

 「ポン、チー、カン時のさらし間違いはアガリ放棄」を追記

2007.11.28 標準ルール1.1版

 変更点

 ダブロン、トリプルロン時に下家の親上がりが連荘することについて明記する。

 「 ・ダブロン トリプルロン あり(リーチ棒は頭ハネ)」 →「・ダブロン トリプルロン あり(リーチ棒は頭ハネ、親上がりは下家でも連荘)」

2007.11.1 標準ルール1.0版

      主な変更点

       ・オープンリーチを認める

       ・順位馬を導入

       ・ダブル役満、トリプル役満を認める

       ・役満手に八連荘を認める

2006.10.1 暫定ルール


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