枕倶楽部標準ルール1.3版(2008.12.1〜)


赤字は1.2版との相違点

第1章 進行

 1)25,000点持ちの30,000点返し。

  順位ウマあり。トップ+20、2位+10、3位−10、4位−20。

  同得点の場合の順位は起家から見て上家優先とする。

 積み棒は1本につき、300点。

 端数の点数計算はプラス者切り下げ。マイナス者切り上げ。

 箱下カウントあり。

 

 2)東南半荘戦。西入なし。(終局したところで、全員原点未満でも西入りしない。)

 常に1翻しばり。2翻しばりはなし。

 喰いタンヤオ、後ヅケありのアリアリ、片和了あり(和了の時に1翻あれば可)

 

 3)南4局終了以外に、以下の終了条件あり

  局終了時に持ち点 0点未満になったものがでた場合。 0点丁度は続行。

 

 4)オーラスの親は持ち点や順位に関らずアガリやめを選択できる。

 オーラス親ノーテンは終局。

 

 5)連荘条件は「親のあがり」と「流局時、親の聴牌」のみ。

 

 6)以下の途中流局あり

 開局時四風子連打、九種九牌(親は配牌、子はチー、ポン、カンのない第一ツモ)、4人リーチ、

 複数人数による四カン(複数人の四カン目のフーロでロン和了がない場合)

 

 7)双家和(ダブロン)/三家和(トリプルロン)は全員成立。

 あがったものの中に親がいれば連荘。

 

 8)ノーテン罰符は場に3000点で、どのような状況でも形式テンパイあり。

  ただし同一種の牌を4枚使っており、その牌の5枚目のみがアガリ牌であるような場合は テンパイと認めない。

  (例:東を4枚持っていて、東刻子+東単騎待ちの場合)

 

第2章 ドラ

 9)ドラは表示牌の次の牌。表ドラの他に、裏ドラ、カンドラ、カン裏ドラあり。

  赤牌は、五万・5筒・5索が各1枚の合計3枚(常時ドラ扱い)

 

10)ドラ表示牌は局の開始時(親の第1捨牌前)に1牌開ける。

 

11)カンドラは、暗カンの場合カンした時点でマーカーをめくる、

 明カンの場合カンツモ後牌を捨ててからマーカーをめくる。めくった瞬間から有効。

 (捨て牌で放銃した場合も有効)
 嶺上開花でツモあがりしたときにもマーカーをめくる。

 

12)裏ドラの拒否権はなし。

 

第 3章 ポン・チー・カン

 

13)ポン、カンはチーに、ロンは全てに優先するが、

 発声が著しく遅れた場合は優先されない。

 (同時の場合は「ポン」「カン」優先:同時かどうかは当事者以外の判断による)

 

14)王牌は常に14枚残し。王牌が13枚以下になるようなカンはできない。

 

15) 4つのカンがあった時には、 5つ目以降のカンはできない。

 

16)カンは連続して行なうことができる。
     チー、ポンに連続してカンは出来ない。

 

17)順子の喰い変えなし(現物、筋とも)。(した場合は、アガリ放棄)

  鳴いた牌と同じ牌を切るのは禁止。

 (した場合は即アガリ放棄、かつ打牌変更の義務を負う)

 

第 4章 リーチ

 

18)リーチは1翻役

 オープンリーチあり(二翻)。部分さらし(アガリ手を示す部分だけ)、

 リーチ棒は通常リーチと同じ千点。リーチ者以外が振り込んだ場合は役満。

 

19)リーチ棒は1000点。

  リーチ宣言牌で他家にアガられた場合、リーチ棒は供託しない。

 

20)持ち点が1000点未満でもリーチをかけることはできる。

  ただし、その局に収入がなかった場合は、箱割れで終了となる。

 

21)自分のツモがない(残り 3牌以下)場合のリーチは不可能。

  宣言が行なわれた場合はペナルティーなしで「宣言がなかったこと」として扱われる。

22)リーチ取り消しは、宣言牌に対する発声がなく、

 かつ下家が打牌するまでならば可能。 この場合は空発声として扱う。(千点供託)

 

23)ダブルリーチは2翻役。(第一打牌でリーチ)

  チー、ポン、カンがあった場合は、全員がダブルリーチの権利を失う。

 

24)リーチ棒はアガった者がもらう。アガリがない場合は次局に供託。

  双家和/三家和の場合は上家取り。半荘終了時はトップ取り。

 

25)フリテンリーチあり、ただしツモアガリのみ。

 

26)リーチ後のあがり拒否(見送り/ツモ切り)あり。ただし以後フリテン扱いとなる。

 

27)ノーテンリーチは流局後チョンボ。

 ただし他にアガった者がいればペナルティーなし。

 

28)一発あり。

  一発は次巡自分のツモまで有効で、

 正当なポン、チー、カンの宣言があった時点で失効する。

 

29)リーチ後のアンカンは次の3条件のすべてを満たすものに限りできる。

  a)ツモ牌が手牌の暗刻と同一牌である。

  b)アンカンしてもテンパイの形が変わらない。

  c)アンカンしてもメンツが移動しない。

 

30)リーチ後に他家の手牌や裏ドラをのぞいてはならない。

 

31)リーチ後にチョンボがあった場合、リーチ棒はかけた者に戻る。

 リーチ者のチョンボの場合は供託。

 

32)リーチ者、およびテンパイ宣言する者は、流局時に手牌を公開する。

  リーチをかけていない者がテンパイ宣言をして手牌を公開し、

 それがノーテンだった場合、単にノーテンとして扱われる。

 

第 5章 罰則

 

33)以下の場合はチョンボとなり、自分以外の3人に4千点を支払う。

 a)正当なアガリでもないのにアガリを宣言ししたとき(即チョンボ)

  b)リーチ後に正当でないアンカンをした場合(流局時にチョンボ)

  c)故意過失を問わず、自分もしくは他家の牌山を大きく崩して復旧不能にし、局の続行を不可能にした場合(即チョンボ)

  e)ノーテンリーチをかけた場合(流局時にチョンボ)

  f)アガリ放棄の者がアガリを宣言した場合(即チョンボ)

 

34)チョンボが他の正当なアガリと同時に発生した場合は、

 アガリが優先され、チョンボは免除される。

 

35)チョンボがあった局は無勝負となり、もう一度その局をやり直す。

  親は流れず、積み場も増えず、リーチがかかっていたならばリーチ棒はリーチ者に戻る。リーチ者のチョンボは供託。

  ただしそのチョンボによって持ち点が0点を切った者が出た場合は半荘終了となる。

 

36)以下の場合はアガリ放棄となる。

  a)多牌および少牌した場合

  b)鳴いた直後の打牌で、鳴いたものと同じ牌を打った場合(即アガリ放棄、かつ打牌変更の義務を負う)

 

37)アガリ放棄となった者は、以後の一切の発声行為ができず、流局時にテンパイしてい た場合もノーテンとなる。

 

38)以下の場合は空(カラ)行為となり、罰符1000点を場に供託する。

 罰符はその局のアガリ者が取得する。

  流局またはチョンボがあった場合、罰符は次局以降に供託される。

  半荘が終了した場合、供託されていた罰符はトップ者が取得する。

 

  a)チーポンカンを発声し、直後にそれを取り消した場合。

   発声種類を間違った場合(チーするところをポンと言ったなど)も同様。

 

  b)チーポンカンを発声し、手牌の一部をさらした時点でそのチーポンカンが正当なもの  でないと判明した場合。

 

  c)チーポンカンを発声し、手牌の一部をさらしたあと、さらした牌を手に戻して別な牌構成で手牌の一部をもう一度さらした場合。

 

  d)アガリ放棄の者がチーポンカンの発声をした場合。

 

  e)リーチを発声し、打牌した後にそれを取り消した場合。

   このタイミングは打牌に対し鳴きが入らず、かつ下家の打牌が完了するまでに限る。

39)チーポンカンを取り消した場合、次の自分のツモまでは、ロンの発声ができない。

 

40)リーチを取り消した場合、次の自分のツモまでは、一切の発声行為ができない。

 

41)同巡フリテンはツモ順が回ってきた時点で解消される。

 

42)見せ牌規定はなし。

 

第 6章 アガリ役・点数計算

 

43)あがり役と認められるものは以下のとおり

 

1翻 面前限定 平和 一盃口 面前清ツモ 直立 (直立)一発   

  鳴き可能(食い下がりなし) タンヤオ 自風牌 場風牌 三元牌    

  偶発役 嶺上開花 海底撈月 河底撈魚 槍槓    

2翻 面前限定 ダブル立直 七対子      

  鳴き可能(食い下がり 1翻) 三色同順 一気通貫 チャンタ     

  鳴き可能(食い下がりなし) 対々和 連風牌 小三元   三暗刻 三槓子 三色同刻 混老頭  

3翻 面前限定 二盃口       

  鳴き可能(食い下がり 2翻) 混一色 純チャン      

6翻 鳴き可能(食い下がり 5翻) 清一色       

満貫 鳴き可能(食い下がりなし) 流し満貫       

 役満(四倍満)

   面前限定 国士無双 四暗刻 九連宝燈     

  鳴き可能(食い下がりなし)

    大三元 小四喜 字一色 清老頭 緑一色 四槓子

  偶発役 天和 地和 人和 八連荘(アガリによる連荘のみでカウント) 十三不塔     

ダブル役満(八倍満)

   面前限定 国士無双十三面待ち 四暗刻単騎 純正九連宝燈  

  鳴き可能(食い下がりなし) 大四喜       

トリプル役満(12倍満)

  四暗刻+字一色+小四喜 など役満の複合手 但し、天和 地和 人和 十三不塔との複合はなし

 

44)各役の細則について

 

  a)以下の付の役には包(パオ)則が適用される。対象者は以下の通り。

   大三元:三種目の三元牌を鳴かせた者

   大四喜:四種目の風牌を鳴かせた者

   四槓子:4つ目の槓が大明槓の場合、その槓をさせた者

  b)同一種牌4枚使いの七対子は認められない。

  c)七対子と二盃口は複合しない。

  d)リーチ、ダブルリーチ、オープンリーチはそれぞれ複合しない。

  e)流し満貫は流局時に成立する満貫相当のツモあがり役扱い。

   自分の捨て牌が鳴かれた場合、それがヤオチュウ牌であっても権利が消滅する。

  f)八連荘については、連続した親のアガリの8回目以降を役満と扱うものとする。

   ただしチョンボのあった局はカウントを途絶しない。

  g)緑一色は発を使用しなくてもよい。

  h) 欠番

  i)萬子以外の九連宝燈も認める。

  j)国士無双のみ暗槓に対する槍槓が認められる。

  k)四槓子は4つのカン+単騎待ちのあがりで成立する。

  l)地和は自分の第1ツモでツモアガリした場合成立するものとする。

   チー、ポン、カンがあった時点で、全員その局における地和の権利を失う。

  m)人和は自分のツモ順が回ってくる前にロンアガリした場合成立するものとする。

   チー、ポン、カンがあった時点で、全員その局における人和の権利を失う。

  n)人和は役満貫する。人和は他の役とは複合しない。

  

45)点数計算の細則について

  a)平和にツモの2符は付かない。

  b)食いピンフ形のアガリは常に30符計算とする。

  c)七対子は常に25符2翻で計算。

  d)嶺上開花は常にツモアガリ扱い。ツモの2符も付く。

  e)連風牌(ダブ東、ダブ南など)も2符とする。

  f) 5翻、4翻30符以上、3翻60符以上で満貫(いわゆる切り上げ満貫を採用)

   6翻〜 7翻で跳満

   8翻〜10翻で倍満

   11翻〜12翻で三倍満

   13翻以上で四倍満(数え役満)

  g)本場は1本につき300点、ダブロン・トリプルロン時には全員に払われる。

  h)数え役満以外の役満の複合はトリプル役満を上限とする。

 

46)以下のローカルルールは採用しない

 「小たて」(2色同刻+もう一色が同一の雀頭)

 鳴きイーペイコウ、鳴きピンフ


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