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会員S 2007.11.3
小生のかっての雀友の間では、初心者を「タコ」と呼んでからかっていました。
少しベテランになると誰でも蘊蓄を垂れたくなるものですね。
ベテラン(漁師)が初心者(タコ)にコツを説いているところをご想像しながら
お読み下さい。にやっとするところがあれば本懐です。
出典はお楽しみクイズとして駄洒落でひねってあります。
チャレンジする方は、ゲストブックに解答を書き込んで下さいね。
●タコの定義
麻雀が4人で行う相互の手と心理の推理と限られた情報に基づく、
意思決定のゲームであるとはまるで考えず、自分の手しか見ず、
ロシアンルーレットに似た運任せのゲームと固く信じている人々の俗称。
だからといって達人が常に勝利をおさめるわけではなく、
タコが独特の勝負観により圧勝することもある。 −好事苑より−
●タコの習性
タコは、タコ以外にはなりたがらないという習性がある。
この習性を利用してタコの気持ちを煽り、
冒険を奨励することによって達人はタコ退治を行う。
しかし、周りにタコが増えすぎると、自分がいつしかタコに同化してしまい、
そのことに気付かずにいるという悲劇も生じる。 −「Tの悲劇」より
●人類絶滅の後はタコの天下だ
人類の将来は危ういが、大災害が来たとしてもタコが生き残る可能性は高い。
何故なら、タコは危険を認識しないからである。
危険を認識しない以上、彼らにとって危険は存在しないに等しい。
危険が存在しないなら大災害による絶滅の危機はあり得ない。
したがってタコは不滅である。 −カツマケドン第21章より−
●タコ漁
タコはあらかじめプログラミングされたような生き方は真っ平だと思う。
感情の赴くままに、自由奔放にやりたいと思う。
アドバイスなどご免こうむりたい。俺はビリーザキッドだ、早撃ちと度胸で、
世の中を渡っていくのだと。
しかし、生まれつきの感情の鋳型というものがあって、
タコが好むタコ壺というのがまさにそれだとしたらどうだろう。
そんなことを考えているうちにタコ壺のタコは漁師に捕らえられる。
ー釣魚泰然よりー
●達人もタコになる
人は誰でもタコになる要素を持っている。達人と言われている人でも、
一晩中観察すると、時々タコになっていることがある。
一旦タコになってしまったら退治するのは簡単である。
「タコ漁マニュアル」に沿って冷静に処理すれば良い。
何故達人が突然タコになるのであろうか。
負けがこんでキレてしまった。バイオリズムのなせる業。
仕事や家庭のストレスを持ち込んだ。
など様々な原因が思い浮かぶが、実は真の原因はDNAなのである。
人のDNAの中には、約1%のタコのDNAが潜んでいる。
このタコのDNAは、普段は修行により身につけたフォースによって、
押さえ込まれている。
しかし、何らかの超自然現象によりこのフォースが、
タコDNAの暗黒面に捕らえられてしまうことがある。
この結果、達人といえどもタコになりきってしまう訳である。
−EPISODE1より−
●タコは神様になりたがる
タコは時々神になった夢を見る。
完璧な配牌、完璧な牌さばき、完璧な読み。そして完璧な勝利を夢見る。
そして、思い通りにいかないと激しく悔しがる。
「テン牌していたから」とか「ドラが5つもあったのに」とか、
「満貫の手だったのに」とか...
達人は、手を悔しがらない。
達人は、神ならぬ人間の身では、完璧はないことを知っている。
思い通りにいかないのが人生だと思っている。
ただ、意思決定をする際の根拠と、意思決定の仕方に誤りがないかを、
常にチェックを怠らない。
何故ならば、このプロセスは神ではなく人間の手中にあるものだから。
そしてこのプロセスに誤りがなければ、結果にこだわらず善しとする。
−失敗大作戦より−
●タコウイルス
タコはDNA起源ではなく、伝染病だという新説がある。
感染源は空気や接触ではなく「タコの背後での観戦」が最も危険因子が高いという。
観戦症ともいう。しかもウィルス性だから、潜伏期間が長い。
突然症状が現れて、普通の人や達人がタコに転じることもしばしばあるという。
ウィルスに感染しながら発病しないこともあるというから奇怪である。
発病した場合の特効薬はないが、唯一有効な治療法として世の中に認められている
のは、より症状の重い人々と卓を囲むことだという。
−国立厭世研究所レポートより−
●タコの友達
タコの友達はタコである。タコの友達はタコが好きだ。
タコ漁師もタコが好きだ。だからタコ漁師の正体はタコだ。
−「散々論法」より−
●タコの進化
タコといえども、自然界の法則にしたがって進化する。
原始的な種族は、神経系が全くないので、本能の赴くままにテンパイ欲、
上がり欲、ボロ勝ち欲だけで行動している。したがって反省とか恐怖心は全くない。
少し進化が始まると、初めて恐怖心が芽生える。
同時にビギナーズラックから見離され、勝率が一時的にどん底状態になる。
暗黒時代の始まりである。
この暗黒時代がどのぐらい続くかは、進化の速度による。
昔は場数だけが頼りであったが、最近はパソコンなどの人工的な環境による、
バイオテクノロジーにより、進化のスピードを加速することが可能になった。
パソコンキッズが台頭する世の中になったのである。
一方で、達人からタコへの先祖帰りも最近しばしば目撃するところである。
この場合も、パソコントレーニングは達人へ戻るのに有効である。
要は自分に対する自信なのであるから、勝ち癖を思い出せば良いのである。
パソコン相手に勝ち続けると、かって達人であった自分の記憶が、
DNAの中から蘇ってくるのである。
今やテクノロジーは、かように神の手中にあった進化のプロセスさえ
支配するのである。
−"think a ron"より−