「親指族」でない人のための携帯電話メール活用法


親指でカシャカシャとメール文を打ちこなす「親指族」という新種の人類が増えているという。
しかし携帯電話メールは、「親指族」でない人にとっても、活用しだいで超便利な道具になる。
ポイントは、携帯電話を「肌身離さず持つメモ帳」ととらえること、入力はパソコンでのみ行い、メールで携帯電話に送り込むということである。

具体的な使用例を挙げてみよう。

1)電話番号簿
枕倶楽部の会員は40人を越えており、しかも増え続けている。これを携帯電話の電話帳に打ち込むのは大変な作業になる。
そこで、小生はパソコン上にもともとテキストで作成してある名簿をメールで携帯電話に送り込むことにしている。
このメールを開いて、目的とする電話番号をクリックすれば一発で電話発信できる。全く携帯電話の電話帳と同じ機能である。
誤ってメールを消去しないように「保護」を選択しておくとよいだろう。
この時、注意しなければならないのは、電話番号は必ず半角で記述するということだ。
 例 スカタン 090-000-0000

2)旅行スケジュール
日程、宿泊先、飛行機の便、連絡先などの旅行スケジュールをパソコンで作成しメールで携帯電話に送っておく。
(ついでに家族など知らせておくべき相手にもメールしておけば一石二鳥だ)
これも必要な電話番号を盛り込んでおけば、クリック一発で電話発信できる。
このような一過性の電話番号は、携帯電話の電話帳に入れる性格のものでないので特に有効である。
旅行がすめばこのメールは消去すればいい。

3)パソコンのメルアドに送られてきたメールの受信
大切なメールを待っているが、外出の必要がある時には、パソコンのメルアドから携帯電話への転送をオンにしておく。
転送の手段は、プロバイダーが提供している転送サービス(通常無料)を利用するか、パソコンからメッツセージルールを使って転送する。

以上の例で示したのは、携帯電話はパソコンに代わるものではなく、パソコンで作ったコンテンツを持ち運ぶためのコンテナー、
メールをモバイル受信するためのものと割り切ることによって、親指族でない人にとっても役に立つということだ。
なお付け加えるならばこのような使い方ではパケット代も微々たるものに収まるのでコスト面でも安心だ。


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