PCメールとケータイメール、似て非なる二つの文化の衝突


サークル運営は、メーリングリストを必須としているので、メールにまつわるトラブルを色々と経験することになる。
その中でも、PCメール派と携帯電話メール派の常識ギャップには愕然とすることがある。

メーリングリスト上で、重要なことを議論することがある。その場合、他者の前の発言をきちんと踏まえた上で、自分の意見を述べていくことが議論を円滑に進行させていくために必要だ。というよりも議論を可能とするための前提だ。

ところが、携帯メール派の中には、時折、議論の経緯を無視してトンチンカンな発言をする人が出てくる。
PCメール派にはそういう人は少ない。明らかに有意な差がある。

どうしてかなと思ったが、どうもこういうことらしい。
 PCメール派である小生の例をとると、発言する前には履歴に一通り目を通した上で、矛盾が無いかどうかをチェックするようにしている。
大して時間がかかる作業では無いし、会社の仕事では当たり前のことなので、痛い目に遭わないように身に付いた生活の知恵だ。

一方で、携帯メール派のA君の場合はこうだ。
もともと携帯電話の容量は限られているので、メールは読んだ片っ端から消去している。
だから発言前にチェック出来るのはせいぜい2、3通前のものに過ぎない。
それに「メール」ってものはすぐ返事しなければならない。(でないと友達と疎遠になっちゃうからね。)チェックするより応答しろだ。

こうなると両者のメールに対する常識の違いは明らかだ。
PC派:メールは記録に残る文書。書き言葉。
携帯派:メールは空中に消える話言葉。

善し悪しというよりも、文化の違いと割り切ってつきあっていくしかないようだ・・・溜息。
 


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