読みの基本は筋、壁、色


今回は少しステップアップして、相手の手を読む基本テクニックに触れたい。
読みの基本は、筋、壁、色である。

「筋」
いわずと知れた、両面待ちの想定である。
これは基本中の基本なので、説明を要しないだろう。
待ちの七割以上は、両面待ちなので、困った時の筋頼みとなるのだが、
引っかけ名人というひねくれた人もいるのでご用心。

「壁」
これは、壁があれば、壁をはさむ両面待ちはないという想定である。
単騎待ち、シャンポン待ちには無効であるので、対子系と推理される場合は適用してはいけない。
筋読みに比べると、安全確度は高くなるが、
ワンチャンスの低い壁には穴が空いていることもあるので100%の安心は出来ない。


また壁の向こう側は安全だが、壁自体は危険である。
例えば「四万」を暗刻で持っているときは、「2万」「3万」は安全だが、
「一万」「四万」「七万」は危険牌となる。
需給のバランスからいって、誰かが抱え込んでいる牌は、誰かが欲しがっているという理屈である。

「色」
捨て牌の片寄りに注目する読みである。別名「経済学の論理」である。
需給のバランスから考えて、ある特定の種類の捨て牌が極端に少ない場合は、
その種類の牌を欲しがっているという推理である。

混一や清一の場合は、すぐ分かるが、
そうでない場合も自然に待ち牌と同じ種類の牌の出方は少なくなるので、
かなり確度の高い読みにつなげることが出来る。

読みの基本は「筋通し壁を貫く色の道」と覚えておこう。

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