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昨今のご時世では、ゲームの活用が麻雀のスキルアップに欠かせない。
ゴルフ狂は、グリーンに出る合間に近所のゴルフ練習場に通い、 フォーム矯正に余念がない。 同様に、麻雀愛好家も、パソコンあるいはゲーム機で打ち方トレーニングをしなければならない。 これで実戦の時にライバルに差をつけようという訳である。 でなければ逆に差をつけられてカモになるだけである。 将棋の羽生名人を見習うとよい。
さて、パソコンゲームを楽しんでいる向きは多いが、 大抵の場合単なる暇つぶしにしかしていないのは残念である。 本来、ゴルフ練習場におけるフォーム矯正と同様な、明確なトレーニング方針を持って、自分の打ち方の評価と矯正に役立てるべきなのである。
実力に応じた、パソコンゲームの活用は以下のようになろう。
初級
・テンパイを速くするテクニック
・点数の数え方
・役を覚えること
中級
・スピード感の体得
・実戦と同様に、順位ウマを想定して、総合点の極大化を図る打ち方。
つまり勝負どころの学習。
・リードした時の逃げ方
・「イケイケ」感情のこらえ方
上級
・相手のテンパイの推理方法
・「漁夫の利モード」など戦わずして勝つ高級戦術
ではどんなゲームソフトを選ぶべきか?
手あたり次第にそこらに転がっているソフトを使うのは考えものだ。
実戦ルールに近い設定が出来ること、「強い」ことが選定基準だ。
小生が試した中ではこのソフトが一番良かったので愛用している。
本格的シリーズ 「最強の麻雀」
http://www.unbalance.co.jp/honkaku/smahjong/
良い点
・枕倶楽部ルールに概ね合致させることが出来る。
・かなり強い。
・対戦雀士の思考パラメーターを変化させることが出来る。
不満点
・ダブルロン、トリプルロンを設定できない。
フリーソフトも沢山出回っているようだ。ありがたいことだ。
http://www.vector.co.jp/games/lib/win/game/table/mahjong/
この中で3D麻雀「名手」を試してみた。
かなり強い。
3Dグラフィックはリアルだ。相手の手を覗くことも出来る。
ダブルロン、トリプルロンも設定できる。
難点は、ウマの設定がないことだけだ。
誰か人柱になって、使用感をお知らせ頂けると嬉しい。
ところで、幾らゲームで腕を磨いても、実際の場では、雰囲気、表情、 口三味線などが、大きな要因になって勝負を支配することは事実である。 だからこそ面白いのだけれどもね。 しかし、基礎テクニックがないと、アベレージではなかなか良い成績を残せない、 というのもまた厳然たる事実である。 というわけで、日々研鑽あるのみ。ではまた研究室でお会いしましょう。 、