大会は楽しい 〜初心者でも十分チャンスがある〜


河を読めない初心者には、毎月1回定期開催している大会への参加をお薦めしている。
いくら初心者でも負けてばかりではつまらないが、大会なら勝てるチャンス大だ。

大会ならば、いつもは河の鋭い読みで周囲を唸らせるベテランといえども、
初心者と同じ攻撃一辺倒の猪武者(いのししむしゃ)に変じるから、同じ土俵に立てる。
邪心の無い初心者は時には思いがけないビギナーズラックにも恵まれるというものだ。

何故大会ではイケイケドンドンの猪武者ばかりになるのだろうか?
・大会は半荘6回きりのその場勝負だから、入賞を狙うには攻撃型にならざるを得ない。
・河を読む行為は、打ち筋を熟知しているおなじみの相手であってこそ。面子が毎回替わる大会ではこの神通力もイマイチ。
・周りが猪武者ばかりだと、河を読む行為自体が無意味になる。

という訳で、猪武者である貴方はそのままでOKなのだ。というよりむしろ猪武者に徹した方が勝率はアップする。

さて、運を自分に引き寄せる「スーパー猪武者」のとるべき戦術は?

・自分の手だけを見る。早い手、高い手を目指す。
先手をとってテンパイしたら即リーチで攻める。
・満貫手でなければ鳴かない。
他家からリーチがかかったら、手が遠い場合はベタ降りする。手が大きくイシャテン(あと一つでテンパイ)ならまっすぐ向かっていく。
 向かうか降りるかどちらかに徹し、中途半端な打ち回しはしない。
・3列目に入ったら、手が小さく、リャンシャンテン(あと二つでテンパイ)以下ならベタ降りする。
・大きくリードした大ラスはいつでもベタ降り出来るように用心する。(2番手もこちらも子ならば、満貫ツモでも逆転されない1万点が目安)

ベタ降りとはとにかく当たらないように以下の順番で切っていくこと。
1.上家が切った牌と同じもの
2.完全安全牌:例えば国士が無いという状況での4枚目の「白」
3.筋、壁、色など何らかの通りそうな根拠のあるもの

これで上達するのかと思うかもしれないが、安心して欲しい。実は「ベタ降り」は立派な技術なのだ。
ベタ降りするかどうかの判断と、ベタ降りをきちんと出来るようになれば貴方は既に中級の入り口に立っている。

最後に大会参加に必要とされる打つスピードについて触れておこう。
大会での1回は半荘終了か、1時間と決められている。つまり半荘を1時間で打つというスピードを前提としている。
極端に遅いと進行の足を引っ張ることになるので、ある程度のスピードを心がけたい。
ゲームで練習するとして半荘15分で終えることがスピードの目安だ。(マシンはノータイムとして1時間の1/4が割り当て時間)

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