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順位を意識することは最も大切な基本である。
ベテランの打ち方を見ていると、常に順位を意識して、追っている時は何点取れば逆転できるか、
リードしている時は2番手に何点取られても逃げ切れるかをしっかり計算している。
何故だろうか?
「枕倶楽部ルール」では2万5千点持ちの3万点返し、馬が1、2だから、
仮に1位、2位が百点差で決まったとすると、1位と2位の最終点差は、
トップ賞+20、馬+20と馬+10の差10点、合計30点となる。
同様に2位、3位、4位の差を計算すると以下のようになる。
1位と2位の差 30
2位と3位の差 20
3位と4位の差 10
(順位による加算点 1位:+40 2位:+10 3位:−10 4位:−20)
この数字を見れば、まずトップを目指す、トップ目がなくなったら2位を狙う。
3位か4位かは気にしないというのが普通の勝負スタンスになるだろう。
さて順位を意識した打ち方というのは具体的にどうなるのだろう。
簡単にいうとターゲットを前後の一人に絞るということだろう。
簡単なケースで考えよう。まず2番手の位置ではトップをターゲットにする。
・大ラス、トップとの差が千点未満 → 軽い手で速くテンパイ、防御無し
(逆転の大チャンス)
・大ラス トップとの差1万5千点のところで、満貫手でテンパイ
→ダマテンでトップ直撃を狙うか、トップ者が不用意にリーチかけてきたら
カウンターリーチで立ち向かう。
(逆転の可能性に賭ける)
次にトップの位置では2番手をターゲットにする。
・大ラス、トップで2番手との差が1万点以上、どちらも子
→逃げ切り優先、軽い手で速くテンパイ、防御堅く、リーチはしない
(相手が満貫ツモでもトップ維持できるから冒険は不要)
・大ラス、トップで2番手と僅差
→逃げ切り優先、軽い手で速くテンパイ、防御無し、リーチはしない
(簡単に逆転されるから、自力で逃げ切る)
・トップで2番手が親の時にラス手がリーチ
→他力本願モードで防御堅く。
(ラス手がツモれば2番手に対するリードが広がる。
2番手が放銃すればさらに差が大きくなる。
3番手が放銃しても2番手に対するリードは変わらない。)
・トップで子、3番手、ラス手がリーチ
→これも同様に他力本願モードで防御堅く。
(2番手とのリード差は変わらない)
3番手、ラス手の位置では、2番手をターゲットにするのか、
トップをターゲットにするのかで方針が異なってくる。
ヒット狙いか、ホームラン狙いか、それが問題だ。
実はこの位置がその人の個性が最も色濃く出るところだと思う。
点数差、残局数、親か子か、ドボン終了の可能性など考慮すべき要因は多い。
余りに複雑だから単純な例だけにしよう。
・大ラス、子、ラス手で親トップとの差が1万8千点未満
→ハネマン狙いの手作りをしてフルスイングで勝負する。
(ツモで逆転の可能性がある。失うのものは極めて少ないから気楽に勝負!)
・大ラス、トップとは2万点以上、2番手とは1万点未満の差をつけられている。
→満貫狙いの手作りで2番手とフルスイングで勝負
(ツモで逆転の可能性がある。失うのものは極めて少ないから気楽に勝負、
但しこの場合は現実性の高い目標に下げる。)
実戦では、軽い手で逃げ切ろうとするトップに重い手で向かうことになるので返り討ちに逢うケースの方が多いが、
時々成功するだけでも大きな見返りが得られるので、平均では十分引き合う。
積極的にチャレンジすべきだろう。
以上、トップ、2番手、3番ラス手とケース分けして考察してきたが、
「順位を意識した打ち方」を簡単にまとめてみよう。
・狙うのは常にトップあるいは2位
・リードしている時はスピードと防御
・僅差で追っているときはスピード
・大差で追っている時は長打狙い