6枚3段切り


捨て牌を6枚3段切りするのは、今ではマナーになっているが、見栄えだけではなく実用的な理由がある。
こうすると放銃リスクのレベルを直感的に意識することが出来る。

「九巡目に闇テンあり」という金言がある。
九巡目とは、流局が17〜18巡目にあたるから、中間点になる。
その辺からは警戒が必要という意味である。

3段切りは18巡を6巡づつ、「序盤」「中盤」「終盤」と分けることに相当する。
この3段階でどうリスクを意識するべきか考えて見よう。

序盤ではリスクをほとんど意識する必要がない。
人の手は余り見ない。
自分の手を最適化することに集中する。安全牌は必要ない。

中盤では、用心深く相手の手を観察する。
テンパイしているか、テンパイしそうか常に注意を怠らない。
早目に危険牌を処理し、安全牌を確保しておく。
ドラの動向、捨て牌の片寄り、などをチェックする。
危険牌が切り出され、安全牌が出てきたらテンパイかテンパイ一つ前かである。といった判断をする。

終盤では、自分の手の大きさと順位を計算して勝負すべきかどうか判断した上で、強気/弱気を選択していく。
相手の手も大きくなっている可能性が高いのだから、中途半端な姿勢は禁物である。
おりると決めたなら、安全牌も増えているので、ベタ降りすることで振り込む確率を非常に低くできる。

 6枚3段切りは、1段目緑信号、2段目黄色信号、3段目赤信号と覚えておこう。

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